JCEP:Japan Clean Environment Promotion

バイオマス利活用講演会開催報告 (8月27日開催)

2014年9月30日火曜日 9:57 AM, 記事カテゴリー:活動報告,講演会・イベント, 投稿者:namikishinntaro
講演会0827(谷村様)

 一般財団法人日本クリーン環境推進機構(以下JCEP)は、2014年8月27日(水)「バイオマス事業化に向けたメタン発酵による食品リサイクルループの形成」と題し、バイオマスの利活用をテーマとした講演会を開催致しました。これまでの、「放射能除染・福島復興」を中心とした講演会とは変って、再生可能エネルギーをテーマとした初の講演会となりました。

 

? 我が国における目下の再生可能エネルギー利用は、太陽光を主体に進められていますが、バイオマス資源の利用は、電気や熱などのエネルギーを生産する源となるだけでなく、我々を取り巻く種々の廃棄物に伴う環境問題を解決できる点で、 特に食品リサイクル法に基づく事業者責任や指導・勧告等による措置が厳しく徹底される中にあって、バイオマス食品リサイクルループの形成は確実な答えになるものと期待されています。


? 講演会の冒頭に、弊機構会長愛知 和男より開会の挨拶を致しました。

  講演に移り、まず農林水産省食料産業局バイオマス循環資源課長 谷村 栄二様より「食品循環資源の最大限の活用による地域の産業創出と活性化」 と題し、今後の食品リサイクル制度のあり方や、地域における資源循環、自立型エネルギー、農業・農村所得の向上につながる新たな食品リサイクルシステムの構築などについて紹介致しました。

  続いて、(一社)地域環境資源センター バイオマスチームリーダー 岡庭 良保様より「「食品リサイクルとバイオガス事業」と題するご講演が行われました。講演の中では、バイオガス事業推進協議会としてまとめた国への提言を紹介し、食品リサクルループの形成促進に向け、登録再生事業者などの情報データベースの作成・運営管理を国が支援する必要性などを指摘されました。

講演会2170(薬師堂様)

 続いて、(独)農研機構  バイオマス研究統括コーディネータ 薬師堂 謙一様より「資源循環型のメタン発酵システムの構築」と題して、今後の施設導入について、大都市部は生ごみ処理方式として、また、地方都市や農村部では化学肥料の節減、エネルギー生産に重点を置いたシステムとして位置づける重要性を指摘されました。

 最後に、弊機構理事長石村 毅より「『地産地消』で呼び起こす地域の再生」と題して、近隣の食品工場や農業残渣などをメタン発酵するんバイオマス発電施設を中核に、そこから発生する電気や熱、CO2を併設する植物工場に供給する「循環型バイオマスシステム」の計画などを紹介しました。また、こういった技術がゆくゆくは、福島県で実現し、復興の一助とすることが弊機構の目的であると述べました。


 各講演の後に会場よりご意見、ご質問が多数出され、活発な意見交換の場となりました。ご参加頂いた方々からは、液肥の活用について、地元理解の促進に対する支援の必要性を挙げる声などが出ました。


なお、今回の講演会では、下記の団体様よりご講演を頂きました。誠にありがとうございました。
公益財団法人 原子力バックエンド推進センター/公益財団法人 産業廃棄物処理事業振興財団/一般社団法人 地域環境資源センター/一般社団法人 日本有機資源協会/バイオガス事業推進協議会/環境新聞社/電気新聞/